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神の摂理 55

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55 (3)すべてのものの中で生ずる神の摂理は、特に人類の救いの中で、本質的に無限なものと永遠なものに目を向ける
本質的に「無限なもの」そして「永遠なもの」は、神性そのもの、すなわち、ご自分の中の主です。しかし、それ自体から「無限なもの」そして「永遠なもの」は、発出する神性、すなわち、ご自分からの創造された他のものの中のもの、このように人間の中のもの、天使の中のものです。この神性は神的な摂理と同一です。なぜなら、主はご自分からの神性によって、創造されたすべてのものが秩序の中に、その中で、またその中へ存続するように配慮されるからです――発出する神性はこのことを働くので、そのすべてのものが神的な摂理であることがいえます。