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聖書について21

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21  私は、「洪水前にあった最古代教会の人間は、天界の天使と話し、天使と対応によって話すことができたほどに天的な性質であった」と教えられました。ここから、彼らの知恵の状態は、地上で見るどんなものでも、それらについて自然的に考えるだけでなく、しかしまた同時に霊的に考えるように、このように天使と結合しているようなものでした。
加えて、私は、「エノクは(彼については「創世記」第5章21―24節に記録されています)、自分の仲間とともに彼らの口から対応するものを集め、それらの知識を子孫へ広めた」と教えられました。そのことから、対応の知識がアジアの多くの王国の中にあっただけでなく、特に、カナンの地・エジプト・アッシリア・カルデア・シリア・アラビア、〔都では〕ツロ・シドン・ニネベでもまた発達しました。またここから、海辺の地方からギリシアに移りました。しかしそこで書かれた最も古いものから明らかにすることができるように、そこの神話に変わりました。