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聖書について46

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46 〔4〕みことばの文字どおりの意味は、幕屋の幕とヴェールによって意味される
幕屋によって天界と教会が表象され、それゆえ、その形はエホバによりシナイ山の上で示されました。
ここから、幕屋の中にあった燭台、香のための金の祭壇、供えのパンが置かれた机、それらはすべてのものによって、天界と教会の聖なるものが表象され、ここから意味されました。そして契約の箱があった至聖所によって、天界と教会の最内部のものが表象され、ここから意味されました。二つの石の板に刻み込まれ、箱に入れられた律法そのものによって、みことばに関する主が意味されました。
さて、外なるものはその本質を内なるものから得ているので、またその二つのものは律法があった最内部のものから本質を得ているので、それゆえ、みことばの聖なるものは、幕屋のすべてのものによってもまた表象され、意味されました。
ここから、幕とヴェールである幕屋の最外部のものによって、そのようにおおいと含むものによって、みことばの最終的なものであるその文字どおりの意味を、真理と善を意味することがいえます。
それらが意味されたので、それゆえ

 ケルビムとともに、すべての幕とヴェールは、織り込んだ木綿、青色や紫色の材料、二度染めの緋色の材料から作られた(出エジプト記26・1, 31, 36)。

幕屋によって、またその中にあったすべてのものによって、何が一般的にまた特定的に、表象され、意味されるかは、『天界の秘義』の「出エジプト記」のその章で説明されています。そこに、幕とヴェールによって天界と教会の外なるものが、そのようにまた、みことばの外なるものが表象されています。なおまた、「木綿」または「亜麻布」によって霊的な起源からの真理が意味され、「青色の材料」によって天的な起源からの真理、「紫色の材料」によって天的な善、「二度染めの緋色の材料」によって霊的な善、「ケルビム」によって、みことばの内的なものの保護が意味されます。