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天界と地獄149

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149  天使は、天界のそれぞれの社会の中の自分たちの間でも同様の方位にしたがって住んでいます。そこの東には愛と仁愛の程度の大きいものの中にいる者が、西にはその程度の小さいものの中にいる者が、南には知恵と知性の大きい光の中にいる者が、北には小さいものの中にいる者が住んでいます。
このように分かれて住むのは、それぞれの社会は天界を表わし、最小の形の天界でもあるからです(前の51~58番参照)――彼らの集会の中でも同様です。
彼らは天界の形からこの秩序の中に導かれ、天界の形からそれぞれの者が自分自身の場所を知っています。
さらにまた天界は形に関してどこでもその天界自体に似ているという理由から、主により、それぞれの社会の中にすべての種類の者がいるように備えられています――それでも、全天界の配置は、共通のものが個別のものと異なるように、各社会の配置とは異なります。なぜなら、東方の社会は西方の社会よりも、また南方の社会は北方の社会よりもすぐれているからです。