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新しいエルサレムとその天界の教え 54

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愛全般

54 人間のいのちそのものは彼の愛であり、愛がどのようであるかによって、いのちはそのようであり、それどころか、人間全体もそのようなものです――しかし、人間をつくるものは〔その人間を〕統治しているかまたは支配している愛(支配愛)です。その愛はそこから派生してそれに従属する多くの愛をもちます。これらは他の姿で見られていますが、それでもそれらの個々のものはその支配愛の中にあって、それらとともに一つの王国をつくっています。その支配愛は、それらの王、頭のように存在し、それはそれら〔の愛〕を指示し、それらによって、中間の目的によるかのように、それ自体の目的を眺め、意図しており、それがすべての主要な、また最終の目的となっており、そのことを直接にまた同じく間接に行ないます。支配愛に属するものが、すべてにもまさって愛されるものです。