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結婚愛 2

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2 かつて私に、東の空の下を飛んでいる天使が見られた、その手にらっぱがあり、それを口にし、北・西・南に向かってらっぱを吹いた。
マントを着ていて、飛ぶことからそれが後ろへ流れた。ルビー(赤めのう)とサファイア(青玉)からできた燃えて輝いているような帯を締めていた。下方へ飛んで、私へと続く地上にゆっくりと降りた——地に触れるかのように、足で立ち、あちらこちらを歩き、その時、私を見て、私へ向かって歩みを向けた。
私は霊の中にいて、南方の丘の上に立っていた。
そして、彼が近くにいたとき、私は彼に話しかけて質問した、「今、何事があるのですか?私はあなたのらっぱの音を聞き、空中を通ってあなたが降りるのを見ました」。
天使は答えた、「私は、学問で最も有名な者を、才能で最も鋭敏な者、そして知恵のある者として最も卓越している者を召集するために派遣されました。この地の上に続いて広がるキリスト教界の国からその者たちを、あなたが滞在しているこの丘の上に、集合させ、世で「天界の楽しさ」と「永遠の幸福」について何を考え、理解し、どんな知恵を持ったか、胸から心を取り出す(=明らかにする)ためです。
[2]私が派遣された理由は、東にある私たちの天界の社会に、世から新しくやって来たある者が入ることを許されて、『全キリスト教界の中のひとりも、何が天界の楽しさと永遠の幸福か、そのように何が天界か、何も知らない』と語ったからです。
このことに私の兄弟と仲間は非常に驚き、私に、『降りなさい。将来の生活についてこのような無知の暗黒または暗やみがキリスト教徒にあることが真理であるかどうか、自然界から去った後、死ぬすべての者が最初に集められる霊たちの世界の中の多くの者の口から、私たちが確実にするために、最も賢明な者たちを、大声で呼び、招集しなさい』と言いました」。
また言った、「少し待ちなさい、するとあなたは、ここへやって来る賢明な者の群れを見ます。主が彼らのために、集合する会館を用意します」。
[3]私は待った、すると見よ、半時間の後、私は北から二つ、西から二つ、南から二つの集団を見た。やって来るに応じて、集団は天使により準備された会館の中に導かれ、そこの方角にしたがって彼らに指定された場所を占めた。
六つの集団または群れがいた。第七の集団は東からであった。それは光のために他の集団に見られなかった。
集まった後、天使は召集の理由を明かし、「天界の楽しさ」と「永遠の幸福」について、群れが順に、自分たちの知恵を明らかにするよう請い求めた——その時、それぞれの群れが、顔と顔を合わせて、前の世で把握した観念からその問題を思い出すために輪の中に丸く塊り、その時、熟考し、そして協議の後、考察したものを明らかにした。