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結婚愛 4

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4 光のために他の者から見られない「第七の群れ」は、天界の東からであった。らっぱを持つ天使がいたのと同じ社会からの天使たちであった。
彼らは天界で、〝キリスト教界に、何が天界の楽しさか、永遠の幸福か、決して知らない者がいる〟と聞いたとき、自分たちの間で言った、「このことは決して真理ではありません。それほどの暗黒は、キリスト教徒のこのような心の麻痺は存在するはずがありません——私たちも降り、真理であるかどうか聞きましょう。もし真理であるなら、確かに驚きです」。
[2]その時、天使たちは、らっぱの天使に言った、「あなたは知っています。天界を願い、そこの楽しさについてある確かなものを考えたそれぞれの人間が、死後、自分の想像の楽しさの中に導き入れられること、その後、その楽しさがどんなものであるか、それは心のむなしい観念にしたがっていること、またそれらの幻想の狂信にしたがっていることを経験により学ばされ、それらから教育され、教えられることです。
このことが霊たちの世界で、前の世で天界について熟考し、そこの楽しさについて何らかのものを、これらの欲望にまでも閉じ込めた大部分の者に生じることです」。
これらを聞いて、らっぱを持った天使はキリスト教界の賢明な者から招集された六つの群れに言った、「私に従いなさい、私はあなたがたをあなたがたの楽しさの中へ、そのように天界へ導き入れます」。