カテゴリー

結婚愛 19

18◀︎目次▶︎20

19 しかし夕方に近く、亜麻布の衣の使者が、天使に伴われた10人の到着者にやって来て、そして彼らを、次の日に祝う結婚式へ招待した。〔新来の〕到着者は、天界の結婚式も見ることになることを大いに喜んだ。
この後、側近の顧問官のある者〔の家〕へ案内され、彼と食事をした。食事の後、戻り、それぞれが自分の寝室へ続き、朝まで眠った。
目が覚めた時、広場のまわりの家から乙女と少女の歌が聞こえた(それについて前に述べた)——その時、結婚愛の情愛が歌われた。その甘美さから深く働きかけられ、知覚されて、彼らは楽しさに植え付けられた愛らしい至福を感じた、それがそれら〔楽しさ〕を高揚させ、それら〔楽しさ〕を新たにした。
時が来て、天使は言った、「あなたがたは身支度しなさい、私たちの君主があなたがたに贈った天界の衣服を着なさい」。
そして彼らは着た、すると見よ、衣服は炎の光からのように輝いた。天使に質問した、「このことはどこからですか?」 答えた、「あなたがたは結婚式へ行くからです。私たちのもとで、その時、衣服は輝き、結婚式用のものになります」。