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結婚愛 27

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結婚愛について知恵の歓喜


(一)天界の結婚について

27 〝天界に結婚がある〟ことは、人間が死後に霊魂または霊であることを信じ、〔その〕霊魂と霊について、希薄なエーテルまたはそよぎ風(プネウマ)であるといったような観念を抱いている者の信念に入ることができません――なおまた、その者は「最後の審判」の後でないなら、人間は人間として生きないことを信じています。全般的に、その者は霊界について、その中に天使と霊たちがいることを、そのように天界と地獄がどこにあるか、何も知りません――また、その世界が今まで知られておらず、天界の天使は完全な形の人間であること、同じく、地獄の霊も、しかし不完全な形の人間であることがまったく知られていなかったので、それゆえ、そこに結婚について何らかのものが啓示されることができませんでした――というのは、「地上の配偶者が配偶者と結合されるように、どのように霊魂が霊魂と、またはそよぎ風(プネウマ)がそよぎ風(プネウマ)と結合されることができるのか?」と言われ、その他、多くのことがそのように言われた瞬間に、そこの結婚についての信念は取り去られ、消散させられるからです。
しかし、今や、著作『天界と地獄』の中で、そしてまた『啓示された黙示録』の中で、その世界について多くのことが啓示され、そしてまたどんなものであるか述べられたので、そこに結婚があることの証明を理性の前にも示すことができます、これらによって――
(1) 死後、人間は人間として生きる。
(2) その時、男性は男性であり、女性は女性である。
(3) 死後、それぞれの者のもとに自分の愛が残る。
(4) 特に、性愛が残る。地上で霊的であって、天界にやって来る者のもとに、結婚愛が残る。
(5) これらは、個人的な観察によって十分に確証される。
(6) したがって、結婚が天界にある。
(7) 復活の後に婚姻が存在しないという主のことばによって霊的な婚姻が意味される。

今からこれらの説明をその順序で続けます。