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結婚愛 47a

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47a 性愛が世であったように残るのは、すべての人間のもとに内なるものと外なるものがあるからです、それら二つは内なる人と外なる人とも呼ばれ、そして内なるまた外なる意志と思考はここからです――死ぬとき、人間は外なるものを残します、そして自分の内なるものを保持します。というのは、外なるものは正しく彼の身体のもの、そして内なるものは正しく彼の霊のものであるからです。
さて、人間は自分の愛であり、愛は彼の霊に居座るので、彼のもとの性愛は、死後、それが内的に彼のもとにあったように残ることがいえます。例えば、その愛が内的に結婚のものまたは貞潔なものであったなら、死後、結婚のものと貞潔なものが残ります。しかし、もし内的に淫行のものであったなら、死後もまたそのようなものが残ります。
しかし、性愛はある者のもとと他の者のもとで似ていないことを知らなければなりません。その相違は無限です。それでも、それぞれの者の霊の中でどのようであるかによって、そのように残ります。