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結婚愛 50

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50 (6) その時、男に似合いの妻が、そして同様に女に似合いの夫が与えられる
その理由は、天界にとどまるために、内的に結ばれていない夫婦はそこに受け入れられないからです。なぜなら、そこでは、ふたりの夫婦はふたりと呼ばれず、ひとりの天使と呼ばれるからです。このことが主のことばによって意味されています、「 もはやふたりではなく、一つの肉です」〔マタイ19:6〕。
〔これ以外の〕他の夫婦が天界に受け入れられないのは、他の者たちがそこに一緒に住むこと、すなわち、一つの家の中で、そして寝室や寝床の中で一緒にいることができないからです。というのは、天界にいるすべての者は、愛の姻戚と近親にしたがって仲間となり、これらにしたがって彼らに住居があるから。なぜなら、霊界に空間はなく、空間の外観があり、これらは彼らのいのちの状態にしたがっており、いのちの状態は愛の状態にしたがっているからです。それゆえ、ある者は、自分の家の中でないなら、そこにとどまることができません、それは彼の愛の性質にしたがって、彼に備えられ、定められます。もし他のところになら、胸が苦しくなり、あえぎます。また、類似性がないなら、ふたりは同じ家の中で一緒に住むことができません。夫婦は、相互のその性向がないなら、まったくできません。もし外なる性向があり、同時に内なる性向がないなら、家そのものまたは場所そのものが彼を引き離し、拒否し、また追い払います。
これが、準備の後、天界へ導き入れられる者に、配偶者との結婚が備えられ、その霊魂は他の者との合一へ、二つのいのちであることを欲せず、一つ〔のいのちを欲します〕ほどにまでも傾く理由です――これが、分離の後、男に適当な(似合いの)妻が、そして同様に女に夫が与えられることの理由です。