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結婚愛 92

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92 (5) 主からの善と真理の結婚の流入から、性愛があり、結婚愛がある
善と真理は創造の普遍的なものであり、ここから創造の主体のすべてのものの中にあること、それぞれの形にしたがってこれらの中にあること、善と真理は二つのものとしてでなく、しかし一つのものとして主から発出することは、前に示されました(84–87番)。これらから、結婚の普遍的なスフェアが主から発出し、全世界に最初のものから最後のものまで、そのように天使から虫にまで行き渡っていることがいえます。
このような善と真理の結婚のスフェアが主から発出しているのは、それは繁殖のスフェア、すなわち、生殖のスフェア、また結実のスフェアでもあるからです。これは世代の継続によって全世界を維持する神的摂理と同じものです。
さて、善と真理の結婚であるその普遍的なスフェアが、それぞれの形にしたがって主体の中に流入しているので(86番)、男性は自分の形にしたがって、そのように理解力の中にそのスフェアを受けることがいえます、男性は知性の形であるからです。女性は自分の形にしたがって、そのように意志の中に、そのスフェアを受けます、女性は男の知性からの意志の形であるからです。そのスフェアは生殖のスフェアと同じものでもあるので、ここから性愛があることがいえます。