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結婚愛 91

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91 けれども、女性は意志(のもの)であるように、しかし、男の知的なものからの意志(のもの)であるように生まれていることが、または同じことですが、男の知恵への愛であるように生まれていることが、その知恵によって形作られたので(そのことについて前の88, 89番参照)、女性の情愛・適用・振る舞い・形からも明らかにすることができます、
女性の情愛からは――それは知識・知性・知恵を、しかしそれでも、自分自身の中のものではなく、男の中のものを、そのように男を愛する情愛です。というのは、男は、それが人間のように見られる形だけから愛されることができないから、しかし彼の中にある能力から〔愛され〕、それが、それが人間であるようにします。
その適用から――これは次のようなものへ向けてです、それらは裁縫・刺繍、また他の名前で呼ばれる手仕事であり、飾ることへ、自分自身を飾るために、また自分の美を高めるために役立つものです――なおまた、家事と呼ばれるいろいろな役立ちに向けられるものがあり、それらは、言われたように、公共のものと呼ばれる男の役立ちに結び付けられます――これらが結婚への性向から、妻となり、このように夫と一つとなるために彼女たちにあります。
それが振る舞いと形からも見られることは、説明なしに明らかです。