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結婚愛 100

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100 (11) 男と女は善と真理の結婚の形そのものであるために創造された
このことは、男は、真理の理解力であるために形の中の真理であるように創造され、女は善の意志であるために形の中の善であるように創造され、そして、両方の者に最内部から一つのものへの結合の性向が植え付けられたからです(前の88番参照)。そのようにふたりは一つの形になっており、それは善と真理の結婚の形に似ています。
これが似ている、と言われるのは、同じものでなく、似たものであるからです。というのは、男のもとで真理と結合する善は、主から直接に存在します、しかし、男のもとの真理と結合する妻の善は、妻を通して主から間接に存在します、それゆえ、一つは内なるもの、もう一つは外なるものである二つの善は、夫のもとの真理と結合し、そして、夫が絶えず真理の理解力の中に、またここから真の結婚愛を通して知恵の中にいるようにするからです――しかし、これらについて多くのものを続きの中で言います。