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結婚愛 150

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150 (8) 貞潔は、幼児について、少年や少女についても、そして自分のもとに性愛を感じる前の青年と娘についても述べられることができない
その理由は、貞潔と不貞が、もっぱら結婚について、また結婚に属すようなものについて述べられ(139番参照)、結婚について何らかのものを知らない者のもとに、貞潔の何らかの属性がないからです、というのは、彼らのもとに何もないかのようであり、何もないものに情愛は存在せず、それについての思考もないからです――しかし、その何もない、その後で、性愛である結婚の最初のものが感じられるとき、何らかのものが起こります。
自分たちのもとで性愛を感じる前の娘と若者が、一般の人々により貞潔と言われているのは、何が貞潔なのか無知であるからです。