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結婚愛 157

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157 (1) 創造から両方の性に能力と性向が、一つのものとして結合されることができるように、欲するように植え付けられている
 女が男から取られたことは直ぐ前に「創造の書」から示されました――両方の性にそれ自体を一つのものの中に結合する能力と性向があることは、ここからいえます。というのは、他のものから、その固有のものから得て、保持し、自分のものをつくるものが取られたからです。同質であり、再結合をしたがり、再結合があるとき、その〔他のもの〕中にあるとき本質的に〔存在し〕、逆でもそのようであるからです。
 一つの性がもう一つのもの〔性〕と結合の能力があること、すなわち結合されることができることは、これは何も異議が唱えられません。それ自体を結合へ向ける性向もあります。というのは、その両方とも、個人的な観察に基づく経験により教えられるからです。