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結婚愛 185

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185 (1) 人間のいのちの状態は幼児期からいのちの終わりまで、またその後、永遠に、絶えず変えられる
人間のいのちの全般的な状態は、幼児期・少年期・青年期・壮年期・老年期と呼ばれます。いのちが世で続けられているそれぞれの人間は、連続的に一つのものからもう一つのものに、そのように最初のものから最後のものへ移ることがよく知られています――それらの時期への移行は、時間の間に置かれた間隔によってでないなら、見られません。それでも、瞬間から瞬間へ、そのように絶えず進んでいることは、理性が見ます。というのは、人間は木と同様です、それは時間のすべてのすきまで、最も微小のものでもまた、地に投げられた種から、増大し、生長するからです――これらの進行の瞬間(に起こるもの)もまた状態の変化です、というのは、続くものが先行するものに状態を完全にする何らかのを加えるからです。
[2]人間の内なるものに生じる変化は、彼の外なるものに生じる変化よりもさらに完全に連続的です。その理由は、人間の心のものまたは霊のものが意味される彼の内なるものは、外なるものの上にある高い段階に上げられ、高い段階にあるものの中に、同じ一分間に数千のものが生じ、そのときにただ一つものが外なるものの中に生じるからです。
内なるもののに生じる変化は、情愛に関する意志の状態の変化と思考に関する理解力の状態の変化です。これらとそれらの連続的な変化の状態が、特に、〔この〕主題の中で意味されています。
[3]それらの二つのいのちの状態、すなわち二つの能力の状態の変化は、人間のもとで幼児期からそのいのちの終わりまで、その後、永遠に続きます、その理由は、知識に、まして知性に、さらにまして知恵に終わりが存在しないからです。というのは、「無限なる者」そして「永遠なる者」から、その方からのものである無限そして永遠がそれらの十分な広がりの中に存在するからです――すべてのものが無限に分割できる、という古代人の哲学的な主張はここからです。それに、同様に増すことができるものであることが付け足されなければなりません――天使は、主により知恵が永遠に、さらにまた無限に完成させられることを断言しています、永遠は時間の無限であるからです。