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結婚愛 188

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188 (4) 男のもとにすぐれた光の中への心の高揚があり、女のもとにすぐれた熱の中への心の高揚がある。女は男の光の中で自分の熱の歓喜を感じる
 男が上げられる光によって、知性と知恵が意味されます、霊界の太陽から発出する霊的な光は、その本質では知恵であり、それらの二つの知性と知恵と等しいものすなわち一つのものとして活動するからです。女が上げられる熱によって、結婚愛が意味されます、その世界の太陽から発出する霊的な熱は、その本質では愛であり、女のもとで自分自身を男のもとの知性と知恵に結合させる愛であり、それはその複合体の中で結婚愛と呼ばれ、また〔範囲の〕確定によってその愛となっているからです。
[2]すぐれた光と熱の中へ上げられることが言われるのは、高い天界の天使たちがいる光と熱の中へ上げられるからです。さらにまた、雲から空気の中へ、また低いこの領域から高いものの中へ、またこれからエーテルの中へのような実際の高揚です。それゆえ、男のもとのすぐれた光の中への高揚は、すぐれた知性へ、またこれから知恵への高揚であり、その知恵の中でも、さらに高いまたさらに高い高揚が存在します。しかし、女のもとの高い(すぐれた)熱の中への高揚は、さらに貞潔なさらに純粋な結婚愛への高揚であり、そして絶えず結婚へ向かいます、それは創造から最内部に隠れています。
[3]本質的に眺められたそれらの高揚は、心を開くことのようです。というのは、世界が大気に関して〔各〕領域の中にあるように、人間の心は区別された〔各〕領域の中にあるからです、その最も低いものは水のようなもの、さらに高い〔領域の〕ものは空気のもの、さらに高い〔領域の〕ものはエーテルのものであり、その上にさらにまた最高のものが存在します。人間の心は、男のもとで知恵によって、女のもとで真の結婚愛によって、これが開かれるほど似た〔各〕領域の中に上げられます。