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結婚愛 191

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191 (6) 夫婦のもとの結婚後のいのちの状態は、結婚愛による彼らの心の結合にしたがって変えられ、続く
 夫と妻の両方のもとの、結婚後の状態の変化とその継続は、彼らのもとの結婚愛にしたがっています、このように、心は結合へ向かうかあるいは分離へ向かいます、結婚愛は夫婦のもとで、いろいろであるだけでなく、異なってもいるからです。互いに内的に愛する者のもとで、いろいろです。というのは、これらの者のもとで彼らは交互に中断されるからです、それにもかかわらず内部で自分の熱の中で絶えず持続します。しかし、互いに単に外的に愛する互いに単に外的に愛する者のもとで、彼らの愛はいろいろです。これらの者のもとで彼らは似た原因から交互に中断されませんが、冷たさと熱の交替から中断されます――
[2]これらの相違の論拠は、これらの者のもとで身体が主要な働きをし、この熱があたりにまき散らされ、交わりへとそれ自体で心の低いものを捕えるからです。しかし、内的に互いに愛する者のもとで、心が主要な働きをし、交わりへとそれ自体で身体を導きます。
 愛は身体から霊魂へ上るように見えます。身体が誘惑するものを捕えると直ぐに、扉を通るかのように目を通って心へ、このように前庭を通るかのように視覚を通して思考へ、すぐさま愛へ入るからです。しかし、それでもそれは心から降り、そしてそれらの配置にしたがって低いものの中で働きます。それゆえ、好色な心は好色に、貞潔な心は貞潔に働きます、前者は身体から統制されます、しかし、後者は身体を統制します。