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結婚愛 202

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202 (17) 真の結婚愛にいるふたりから生まれる子は、両親から善と真理の結婚のものを得、そのことから彼らに、息子なら知恵に属すものを受け入れることへ向けて、娘なら知恵が教えるそれらを愛することへ向けて、性向と能力がある
子孫は両親から、両親の愛といのちに属すものとなるようなものに向かう性向を得ることは、全般的に歴史から、特定的に経験から、最もよく知られています。けれども、彼らから情愛そのものを、ここから彼らのいのちを得ていません、または受け継がないで、単にそれらへの性向そしてまた能力を得ています、このことは霊界の賢人たちから証明されています(それらについては前に示された二つのメモラビリアの中にあります〔155a, 182番〕)。
[2]子孫は、生来の性向から、もし砕かれないなら、さらにまた情愛・思考・話し方・いのちの中に、両親に似たものを受けることは、エジプト・荒野・カナンの地での、また主の時代でのユダヤ人の民族から、今日も、自分の先祖たちと非常によく似ていることから、はっきりと明らかです。彼らに非常によく似ていることが、心にだけでなく、顔にもまたあります。だれが、外見から、ユダヤ人と認めませんか?
他の子孫も同様です。これらから、自分の両親に似たものへの性向が一緒に生まれていることが偽りなく結論されることができます。
しかし、思考と行動そのものが続かないように、邪悪への性向が精留される(清められる)ことが神的摂理からあります。このことへの能力もまた植え付けられていて、そのことから両親と教師たちからの習慣を、またその後、自分自身から、自分で判断をするとき、〔その習慣を〕効果的に矯正します。