カテゴリー

結婚愛 203

202◀︎目次▶︎204

203 「子孫は両親から善と真理の結婚のものを得る」と言われるのは、これが創造からそれぞれの者の霊魂に着せられているから、というのは、それが主から人間の中に流入し、彼の人間性のいのちをつくるからです。
しかし、この結婚のものは霊魂から続くものの中へ、身体の最後のものの中へまでも移ります。けれども、それらの中で、人間そのものにより、途中で多くの方法で、時々、正反対のものに変えられます、それは悪と虚偽の結婚のものまたはつがい(交尾)のものと呼ばれます。このことが生じる時、心は下部から閉ざされ、時々、反対方向へ渦巻きのようにねじられます。けれども、ある者のもとでそれは閉ざされないで、上部が半分開かれて残り、ある者のもとで開かれています――子孫が両親から、息子と娘たちがそれぞれ異なって性向を得るのは、それらの結婚のものです――このことが結婚のものからであることは、前に示されているように(65番)、結婚愛がすべての愛の根本的なものであるからです。