カテゴリー

結婚愛 214

213◀︎目次▶︎215

214 (4) 真の結婚愛にいる者のもとで心の結合は友情とともに増大する。しかし、結婚愛にいない者のもとで友情は心の結合とともに減少する
真の結婚愛にいる者のもとで、増大することは、「結婚による霊魂の結合と心の結合」について扱われている章の中で、主のことば「もはや二つではなく、一つの肉である」によって意味されることが示されています(156–181番参照)。
[2]けれども、友情がそれ自体を愛に結合するほど、その結合が増大する理由は、友情がその愛の顔のようであり、そしてまた、その衣服のようであるからです、なぜなら、それ自体を愛に衣服のように結びつけるだけでなく、さらにまたそれ自体を顔のように結合させるからです。友情に先行する愛は、性愛に似ていて、その愛は、誓いの後になくなります、しかし、友情に結合した愛は、誓いの後に残り、そしてまた、確定されます。さらにまた胸の内部に入り、友情がそれを導き入れ、それを真に結婚のものにします。その時、その愛がこの友情を自分のものに、さらにまた結婚のものにし、それは他のすべての愛の友情から極めて異なっています、というのは、完全なものであるからです。
[3]結婚愛にいない者のもとで反対のものが生じることはよく知られています。これらの者のもとで、婚約の時に、その後、結婚式の後の最初の日々に徐々にしみ込んだ最初の友情は、ますます心の内的なものから、これらから連続的に去り、最後に皮膚へ去ります。離別を考えている者のもとで、まったく去ります。しかし、離別を考えていない者のもとで、愛は外なるものの中に残りますが、内なるものの中で冷たいものです。