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結婚愛 224

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224 (15) 結婚愛があるところに、このスフェアは妻により、もっぱら妻を通して、夫により受け入れられる
 そのスフェアは、真の結婚愛にいる者のもとで、もっぱら妻を通して夫により受け入れられることは、今日、秘義(アルカナ)です、それでも、本質的に秘義(アルカナ)ではありません、花婿や新しく夫となった者はこのことを知ることができるからです。何が花嫁や新しく妻となった者から発出しませんか? それでもその時〔それは〕、結婚にふさわしく働きかけ、〔同〕性の他の者から発出するものではありません。
 真の結婚愛の中で一緒に暮らす者も同様です。男であれ女であれそれぞれの者を、胸から濃く、背後から希薄に取り囲むいのちのスフェアがどこからであるか明らかです、自分の妻たちを深く愛する夫たちは、彼女たちへ向け、日中は、好感を持った顔つきで彼女たちを眺めます。逆に、自分の妻たちを愛さない者は、彼女たちから背き、そして日中は、そむけたまなざし(凝視)で彼女たちを注視します。
 もっぱら妻を通して夫により結婚のスフェアが受け入れられることによって、真の結婚愛が知られ、にせの・偽りの・冷たい結婚愛が見分けられます。