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結婚愛 223

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223 (14) このスフェアは女性により受け入れられ、これを通して男性へ移される。
男性のもとに何らかの結婚愛はないこと、しかし、女性のもとにだけあり、これから男へ移されること、私は経験により証明されたものでこのことを見ました(161番)――次の論拠も賛同されます、男の形は理解力の形であり、そして女は意志の形であることです。理解力の形はそれ自体から結婚の熱で温かくなることができません、しかし、創造から植え付けられている者に結合した熱により〔できます〕。それゆえ、自分自身に女の意志を接合させた形を通してでないなら、それを受け入れることができません、これもまた愛の形であるからです。
[2]このことはさらに善と真理の結婚から、自然的な人間の前に、心臓と肺の結合から同様に説明されることができます、心臓は愛に、肺は理解力に対応するからです。しかし、大部分の者はこれらの知識を欠くので、これらによる説明は、明らかにするよりも、さらにわかりにくくします。
このスフェアが女性から男性へ移動することから、〔異〕性について考えるだけで、心もまた興奮させられます。ここからもまた繁殖の形成が、このように興奮が続きます。なぜなら、地上の光へ熱が加わらないなら、そこに何らかの実を結ばせることへ向けて、何も育たないし、ひき起こされないからです。