カテゴリー

結婚愛 312

311◀︎目次▶︎313

312 (16) 秩序とこの様式がない急がされた結婚愛は、髄を焼き尽くされ、滅ぼされる
天界のある者によりこのように言われています。髄によって心と身体の内的なものが意味されます。この髄が急がされた結婚愛により焼き尽くされる、すなわち、滅ぼされるのは、その愛が、その時、その聖なる場所を食い尽し、そして汚す炎から始まるからです、その源のようにその中に結婚愛が住んでいて、それらから始まります。もし男と女が、主に目を向けることなく、理性に諮ることなく、婚約を退けて、肉だけに服従して、秩序なしに結婚を早めるなら、このことが生じます。その熱からその愛が始まるなら、それは外なるものになり、内なるものにならず、そのように結婚のものになりません。この愛は、その本物の本質が空っぽにされているので、穀粒のない殻のものと呼ばれることができます、すなわち肉のものであり、やせた、ひからびたものです(これらの多くのものについて前の305番参照)。