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結婚愛 323

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323 (6) 処女と男やもめの結婚の状態も、やもめと男やもめの結婚の状態と別ものである
 というのは、男やもめは結婚生活の中にすでに導かれており、処女は〔これから〕導かれなければならず、それでもなお、結婚愛は相互の導入の中でその楽しさと快さを知覚し、感じるからです。夫の若者と妻の処女は、起こるものの中で常に新しいものを知覚し、感じ、それらから続いているある種の始まりとここから愛らしい前進の中にいます――処女との男やもめの結婚の状態の中に、他のものが生じます。処女の妻に内なる性向があります、しかし、男(夫)のもとでそれは過ぎ去っています。しかし、これらの中に、同様に、やもめと男やもめの間の結婚の中に多くの変化と多様性が存在します。それゆえ、それらの全般的な概念のほかに、特定的に何らかのものを付け加えることは許されません。