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結婚愛 348

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348 (13) 一夫多妻は、それが宗教から存在する者のもとで罪ではない
宗教に反しているすべてのものは、神に反するので、罪であると信じられています。また逆に、宗教とともにあるすべてのものは、神とともにあるので、罪でないと信じられています。また、イスラエル民族のもとの、また同様に、今日、イスラム教徒のもとの一夫多妻は宗教からであったので、それを彼らに罪として帰せられることができませんでした、できもしません。
なおまた、その一夫多妻が彼らに罪でないように、〔彼らは〕自然的なものにとどまり、霊的なものになりません。自然的な人は、受け入れられた宗教に属すそのようなものに何らかの罪が内在することを見ることができません――このことを霊的な人だけが見ます。その理由のために、たとえクルアーン〔イスラムの聖典〕から私たちの主を神の子として認めても、それでもその方に近づきません、しかしムハンマドに近づきます。また、自然的なものにとどまる間、ここから、一夫多妻に何らかの悪が内在することを知らず、決して何らかの好色なものではないとしか知りません。というのは、主は言われたから、

もし、あなたがたが盲目であったなら、あなたがたに罪はありませんでした。しかし、今、あなたがたは、「私たちは見る」と言います、それゆえ、あなたがたの罪が残ります(ヨハネ9:41)。

一夫多妻によって彼らは罪について責められることができないので、それゆえ、死後、彼らに自分たちの天界があります(342番)。そこで、生活にしたがって楽しさを享受します。