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結婚愛 388

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388 (3) それらの二つのスフェアは、全般的にまた特定的に、最初のものから最後のものまで、天界のすべてのものの中へまた世のすべてのものの中へ流入している
 全般的にまた特定的にと言われるのは、全般的なものが言われるとき、同時に、それらから〔全般的なものがある〕特定のものが意味されるからです。というのは、これら(特定のもの)からそれら(全般的なもの)が存在するようになり、存続し、そのように部分から共有のもの(全般的なもの)が名づけられるからです。それゆえ、もしあなたが特定のものを取り去ったなら、全般的なものは単なる名前であり、また内部に何らかのものがない表面のようなものです――それゆえ、神に全般的な統治を帰し、特定のものを取り去ることは、空虚な言葉、またこのように無意味な述語(属性の割り当て)です。
 地上の王の全般的な統治との比較は有効ではありません。
 さて、ここから、それらの二つのスフェアが全般的にまた特定的に流入することが言われます。