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結婚愛 389

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389 産むスフェア、そして産んだものを守るスフェアが、すなわち、結婚愛のスフェアと幼児への愛のスフェアが、最初のものから最後のものまで、天界のすべてのものの中に、また世のすべてのものの中に流入することは、主から、すなわち、その方からの、またその中にその方がいる太陽から発出し、創造された全世界のすべての最後のものまでも、すべてのものを通過するからです。その原因は、前進する中で天的なものと霊的なものと呼ばれる神性は、空間と時間のないものであるからです。霊的なものについて、空間と時間のものが何もないので、広がりの属性は何もないことがよく知られています。ここから、主から発出するどんなものでも、瞬く間に、最初のものから最後のものの中にあります――結婚愛がそのように普遍的なものであることは、前に見られます(222–225番)。
[2]同様に幼児への愛が普遍的であることは、地上からの幼児たちがいる天界のその愛から、そして世の人間のもとの、獣や鳥・ヘビ・虫のもとの愛から明らかです――この愛の類似したものが植物界や鉱物界にも存在します。植物界では、種がむつきの帯のように外皮によって、そしてなおまた、家の中のように実の中に守られています、そして乳でのように液汁で養育されます。鉱物の中に何らかの似たものがあることは、母岩やおおいから明らかです、それらの中にみごとな宝石や貴金属が、隠され、守られています。