カテゴリー

結婚愛 401

400◀︎目次▶︎402

401 目的から原因を通して結果への同様の進行が、産み、産まれた者を守るスフェアにもあります。そこの目的は産む意志または愛です。中間(媒介)の原因は、それを通して、またその中に目的をそれ自体にもたらす結婚愛です。有効な原因の前進する連鎖は、産む胎児または子のための愛の行為・妊娠・〔子宮に〕運ぶことです。そして、結果は産まれた子です――しかし、たとえ、目的・原因・結果が三つのものとして連続的に進行しても、やはりそれでも、産む愛の中で、そして内部に、個々の原因の中で、また結果そのものの中で、一つのものとなっています。有効な原因だけが存在し、それは時間を通して、自然の中にあるので、進行し、持続して常に同じ目的、すなわち、意志と愛があります。なぜなら、目的は自然の中で時間なしに時間を通って進行します、しかし結果または役立ちが存在するようになり、主体となる前に、それ自体を現わし、示すことができないからです。それ以前に、その愛は愛することが、それ自体を安定させ、固定することが、進行中でないならできません。
[2]このような進行の周期があり、それらによって創造の維持が、先見と備えの状態の中にあることが、よく知られています。
 けれども、幼児への愛の、その最大のものから最小のもののへ、そのように最後のものへの連鎖は後退します、主体の中の無垢の減少にしたがっているので、そしてまた周期のために、その中で停止します、または終わります。