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結婚愛 409

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409 (18) その愛が相互に愛する夫婦のもとにも、互いにまったく愛さない夫婦のもとにもあるのはここからである
 それゆえ、霊的な者と等しく自然的な者のもとにあります。けれども、前者に結婚愛があります、しかし、後者には外観上のものやうわべだけのものでないならありません。
 それでも、幼児への愛と結婚愛は一つのものとして活動します、すべての女に創造から結婚愛が、それと一緒に産む愛が植え付けられているからです、それは産まれた子へ向けられ、作り上げられ、そして前に言われているように、女から男(夫)へ持ち込まれます――ここから、男(夫)と妻の間に結婚愛がない家で、やはりそれでも妻のもとにあり、それによって男(夫)と何らかの外なる結合があります。
 この同じ原因から、娼婦もまた自分の子を愛することがあります。なぜなら、創造から霊魂に植え付けられ、繁殖を目指すものは、消すことができず、根絶できないものであるからです。