カテゴリー

結婚愛 412

411◀︎目次▶︎413

412 幼児は特に、彼らの性質に釣り合い、一致した表象的なものによって教えられます、それ〔表象的なもの〕がどれほど美しいか、同時に内的なものの知恵に満ちているか、世の中でほとんど信じられることができません。
 二つの表象的なものを、ここに物語ることが許されています、それらから残りのものに向けて結論することができます。
 かつて、〔幼児たちが〕墓から上がる主を、同時に神性とのその方の人間性の結合を表象しました――最初に、墓の観念を示しました、しかし、同時に主の観念は、主であることをほとんど知覚しないような、このように遠く離れてでないなら、いわば遠方からでないなら、示しませんでした、その理由は墓の観念に死の何らかのものが内在し、それをこのように遠ざけたからです――その後、彼らは墓の中へ、希薄な水のようにも見えるある種の気体を慎重に入れ、それによって彼らは、適切な距離を置くことによってもまた、洗礼の中の霊的ないのちを表わしました。
 その後、私は、彼ら〔天使たち〕により、縛られた者に向けた主の降下を、そして縛られた者とともに天界への上昇を表象しようとしているものを見ました。幼児らしく、ほとんど見えないような綱を、しなやかな最も柔らかい〔綱を〕降ろし、それでもって主を上へ引き上げました、常に聖なる恐れの中で、表象するものの中に天界的でないものが何も影響を及ぼさないようにしてです。
 ほかに他の表象的なものがありました、それによって同時に真理の思考と善の情愛の中に、幼児の心に一致した遊びによってかのように、もたらされます。
 これらや同様のものに向けて、幼児は主により第三の天界を通り過ぎている無垢によって導かれ、そしてそのように霊的なものが、彼らの情愛に、ここから柔らかい思考に、幼児が自分自身からそのようなものをつくり、考えているとしか知らないように、徐々に持ち込まれ、そのことによって彼らの理解力が導かれます。