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結婚愛 493

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493 (13) これらの者により行なわれた姦淫は最もきびしい、そして意図された悪として彼らに罪が帰せられ、彼らに罪あるものとして居座る
 最もきびしく、前のものよりもきびしいものであることは、これらの中で意志が第一位の部分で働きます、しかし、前のものの中で理解力が働き、そして人間のいのちは本質的に彼の意志であり、そして形式的に彼の理解力であるからです――その理由は、意志は愛と一つのものとして活動し、そして愛は人間のいのちの本質であり、これはそれ自体を理解力の中に、一致するようなものによって、形作るからです。それゆえ、本質的に見られた理解力は、意志の形以外の他のものではありません。愛は意志のものであり、そして知恵は理解力のものであるので、それゆえ、愛の形以外の他のものでもなく、同様に、真理は、善の形以外の他のものでもありません。
 人間のいのちの本質そのものから、そのように彼の意志または愛から流れ出るものは、特に目的と呼ばれます。しかし、彼のいのちの形から、そのように理解力と彼の思考から流れ出るものは、意図と呼ばれます――罪があることもまた、特に意志について述べられます(属性とされます)。ここから、それぞれの者の悪の罪があることは遺伝からです、しかし、悪は人間からであることが言われます。
 ここから、この第四段階の姦淫は、意図の悪として転嫁され、そして、罪があるものとして居座ります。