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結婚愛 502

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502 (1) 処女、すなわち、損なわれていない女の結婚前と結婚後の状態について
 結婚のたいまつのいろいろなものについて教えられる前の処女の状態がどのようなものであるか、私に霊界で、自分の幼児期に自然界から去り、そして天界で教育された妻たちから示されました。
 彼女たちは、「適齢期の状態に達した時、配偶者〔となるであろう者〕を見て、結婚生活を愛することが始まります、しかし、妻と呼ばれるため、そしてひとりの男と親しい交わりをまた信頼して交わりを保つため、そしてまた自分の責任で行なって、服従の家から移動する目的だけのためです」と言いました。また、「配偶者〔となる〕男との相互の友情と信頼の至福からだけ考え、まったく何らかの炎の歓喜からでなく考えました」と言いました。
[2]しかし、彼女たちの処女の状態は婚姻の後、それについて以前に決して知らなかった新しいものに変えられます。また、「これは自分の身体のすべてのものを、最初のものから最後のものまで拡げる状態です、自分の夫の賜物を受け入れることへ向けて、また自分のいのちをこれに結合させることへ向けて、このように彼の愛に、また妻になるためです。またこの状態は〔処女の〕花を散らす瞬間から始まり、この後、愛の炎は夫だけに向けて燃え、その拡げることの歓喜は天界的なものに感じます――この状態の中へ自分の夫により導き入れられたので、また彼から、このように自分自身の中の彼〔の状態〕からであるので、まったく彼以外に愛することができません」と言いました。
[3]これらから、処女の結婚前と結婚後の状態が天界でどんなものであるか明白です。
 〔結婚の〕最初の兆しで結合されることが地上の処女と妻の状態と同様であることは隠れていません〔=よく知られています〕。
 その中にいる前に、どの処女が新しいその状態に入ることができるのか質問しなさい、するとあなたがたは聞くでしょう。
 彼女たちは結婚前に〔そのことについて〕知識からその誘惑を受けた彼女たちのもとでは相違があります。