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結婚愛 529

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529 主から善の中にいる者のもとでまったく同様です。これら者が、もし意志と理解力から、すなわち、意図と確信から、罪であるからと一つの悪を慎むなら、さらにもっと多くの悪を慎むなら、すべてのものを慎みます――というのは、ある者が意図と確信から、罪であるので、何らかの悪を慎むと直ぐに、彼は主により他のものを慎もうとする意図の中に保たれるから。それゆえ、もし無知からまたは何らかの身体の欲望のまさったものから、悪を行なうなら、それでもこれは彼に転嫁されません、それを自分自身に持ち出さなかった、自分自身のもとで確信もしなかったからです。
 人間は、もし1年のうちに1度または2度、自分自身を調べ、自分自身のもとに悪を見つけ、後悔する〔=悔い改める〕なら、この目的(意図)の中にやって来ます。自分自身を決して調べない者は異なります。
 これらから、罪が転嫁される者がだれか、転嫁されない者がだれであるか、明らかになります。