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神の愛と知恵 13

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13 神についての正しい観念をもつことがどれほど重要であるかは、神についての観念により宗教をもつすべての者のもとの思考の最内部がつくられることから明らかにすることができます。というのは、宗教と礼拝のすべてのものは神に目を向けるから——神は、宗教と礼拝のすべてのものの中に普遍的にまた個別的に存在するので、神についての正しい観念がないなら、天界との伝達は存在することができません。
 ここから、霊界の中のそれぞれの国民は人間としての神についての観念にしたがって場所を割り当てられます。というのは、この観念の中にだけ、主についての観念があるからです。
 死後の生活の状態は、その人間が主張した神についての観念にしたがっていることは、その正反対のものである神の否定が、キリスト教世界では主の神性の否定が、地獄をつくることからはっきりと明らかです。