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神の愛と知恵 124

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霊界の方位は太陽としての主からではなく、天使による受け入れにしたがっている

124 天使は互いに分かれて、ある者は東に、ある者は西に、ある者は南に、ある者は北の方位に住んでいること、また東の方位に住んでいる者は、愛のより高い段階の中に、西に住んでいる者は愛の低い段階の中に、南に住んでいる者は知恵の光の中に、北に住んでいる者は知恵の陰の中にいることを述べました。
それらの住居の相違は、太陽としての主からのように見えますが、そのときそれでも天使からです。
主は愛と知恵の高い段階や低い段階の中におられません、すなわち、太陽としてのその方は、ある者のもとに他の者のもとよりも熱と光の高い段階や低い段階の中におられません、というのは、どこでも同一であられるからです——しかし、ある者と他の者に、同じような段階で受け入れられるのではありません。このことにより、互いに自分自身が多かれ少なかれ、離れて、また方位にしたがって変化して見えます。
そのことから、霊界の中の方位は、愛と知恵を、またここから太陽としての主から熱と知恵をいろいろと受け入れるものでしかないことがいえます。このようであることは、前に論証した霊界の中の距離が外観であること(108―112番)から明らかです。