カテゴリー

神の愛と知恵 338

337◀︎目次▶︎339

338 (1) 地上の悪の役立ちによって何が意味されるか
地球の上の悪の役立ちによって動物界と植物界の両方の中のすべての有害なものが、そしてまた鉱物界の有害なものも意味されます。
これらすべての有害なものを列挙するには時間がありません、なぜなら、それは名前だけを集めることになってしまうからです。そしてそれぞれの種と属が生み出す有害性を指摘することなしに名前を集めることは、この著作が目的としている役立ちとなりません。
ここでは知識として、いくつか列挙すれば十分です。
そのようなものとして動物界に、有毒なヘビ、サソリ、ワニ、ヘビ、ミミズク、モリフクロウ、ネズミ、イナゴ、カエル、クモ、なおまたハエ、雄バチ、イガ、シラミ、ダニがあります。一言でいえば、それらは草、葉、果実、種、食べ物と飲み物を食い尽し、獣と人間に害をもたらします。
植物界に、有害な、毒性の、また有毒なすべての草本、また同じく、青物や灌木があります。
鉱物界に、すべての有毒な地があります。
これらわずかなものから、地上の悪の役立ちによって何が意味されるか知ることができます——というのは、悪の役立ちは善の役立ちに対立するすべてのものであるから。それらについてはすぐ前の章に述べました〔(336番)〕。