カテゴリー

神の愛と知恵 340

339◀︎目次▶︎341

340 (3) 霊界から自然界の中へ絶え間のない流入がある
霊界があり、それは自然界とは前のものと後のもののように、すなわち、原因と結果のように別ものであることを知らない者は、この流入について知ることができません——それで、植物と動物の起源について記述した者が、それを自然から導くこと、神から導くとするなら、神は始めから自然にこのような生み出す力を与えた、としかできなかったのです——このように、自然に何も力は与えられていないことを知りません。というのは、職人の使う道具が、いつまでもその動きをするためのものであるように、自然は本質的には死んだものであり、生み出すためにさらなる寄与はしていないからです。
霊的なものが、主がいる太陽から起源を導き、自然の最後のものにまで進み、植物と動物の形を生み出し、その両方の中に存在する驚くべきものを見せ、その形が固定し、不変であるように、それらを地からの物質で満たします。
さて、霊界が存在すること、霊的なものは主がいる太陽から、その太陽も主からであること、霊的なものは、生きているものが死んだものを動かすように、自然を働くように動かし、なおまた自然界にあるものと同様のものがその世界に存在することがよく知られたので、植物と動物は主からその世界を通してしか存在するようにならないこと、その世界を通して永続して存在するようになること、このように霊界から自然界の中への絶え間のない流入があることを知ることができます。
このようであることを続きの章の中で多くのものにより説明します。
有害なものが地獄からの流入によって地球の上に生み出されることは、同じ許しの法則からであり、その法則によって、悪そのものがここから人間のもとに流入します——その法則については、『神の摂理(について天使の知恵)』の中で述べられます。