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神の愛と知恵 358

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第五部

主により、意志と理解力と呼ばれるその方の二つの容器と住まいが、その方の神的な愛のために意志が、その方の神的な知恵のために理解力が、人間のもとに創造され、形作られている

358 永遠からの主、創造者であられる神の神的な愛と神的な知恵について、世界の創造について扱いました。それで、人間の創造について何らかのものを述べます。
人間は神に似たものにしたがってその方の映像に創造された、と書かれています(「創世記」1:26)。 そこの「神の映像」によって神的な知恵が、また「神に似たもの」によって神的な愛が意味されます。なぜなら、知恵は愛の映像以外の何ものでもないからです。愛は見られるために、知られるためにそれ自体を知恵の中に示し、そこに見られ、知られるので、知恵はその映像です。
さらにまた、愛はいのちのエッセ(本質)であり、知恵はそれからのいのちのエキシステレ(実在)です。
神に似たものと映像は、天使のもとにはっきりと見られます。というのは、愛が内的なものから彼らの顔の中に、知恵が美の中に輝き出るからであり、美は彼らの愛の形です——私は見、知りました。