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神の愛と知恵 359

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359 人間は、神が彼の中にいないなら、自分のいのちが最内部からでないなら、神に似たものにしたがって、その方の映像であることはできません。神が人間の中にいて、最内部から彼のいのちであることは、神おひとりがいのちであり、人間と天使たちはその方からのいのちを受け入れるものであることからいえます、このことは前に示しました(4-6番)。
みことばからもまた、神が人間の中にいること、彼らのもとに住まいをつくることはよく知られています。みことばからよく知られているので、説教者により、自分たちが神を受け入れるための備えとなり、その中に入ってくださるように、自分たちの心の中におられるように、その方の住まいとなれるように、と語られることが習わしです—–同様に、信心深い者は祈りの中で語り、ある者は聖霊について、聖なる熱意の中にいる時、また熱意から考え、語り、説教する時、「聖霊が自分の中にいることを信じている」と公然と語ります。
聖霊は主であり、それ自体によって位格である他の神でないことは、『新しいエルサレムの教え主について』(51-53番)の中に示されています。というのは、主は言われているからです、

 その日に、…あなたがたは、あなたがたがわたしの中に、またわたしがあなたがたの中にいることを知ります(「ヨハネ」14:20, 同じく15:4, 5, 17:23)。