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神の摂理 5

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5 (3)この一つのもの(個体)は、ある種の映像の中に、すべての被造物の中にある
神的な愛と神的な知恵が主の中で一つであり、そして個体としてその方から発出して、ある種の映像の中に、すべての被造物の中にあることは、それらは著作『神の愛と知恵』のあちこち(特に、47-51番、55-60番、282-284番、290-295番、313-318番、319-326番、349-357番)の箇所で示されたことから明らかにすることができます。それらの箇所の中に、永遠からの主である創造者なる神は、ご自分自身から霊界の太陽を、その太陽によって全世界のすべてのものを生み出されたので、神性はすべての被造物の中にあること、したがって、主から、またそこに主がおられるその太陽は、最初の実体であるだけでなく、すべてのもののもとである唯一のものであり、唯一の実体であるので、役立ちにしたがって無限の変化とともにすべての被造物の中にその実体があるといえることが示されています。
[2]そこで、主の中に神的な愛と神的な知恵があり、太陽の中にその方からの神的な火と神的な輝きが、また太陽から霊的な熱と霊的な光があり、これらの二つは一つのものをつくるので、この一つのもの(個体)が、ある種の映像の中に、すべての被造物の中にあることになります。
ここから、全世界の中にあるすべてのものは、善と真理に、それどころか、それらの結合に関係します。あるいは同じことですが、全世界の中のすべてのものは愛と知恵に、それらの結合に関係します。なぜなら、善は愛のものであり、真理は知恵のものであって、愛は自分のすべてのものを善と呼び、知恵は自分のすべてのものを真理と呼ぶからです。
これらの結合がすべての被造物の中にあることは、続くものの中に見られます。