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神の摂理 105

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105 いのちの愛とその情愛とそこからの知覚から、内なる思考があります。記憶の中にあり、確信のために、また目的への手段として、いのちの愛に仕えるために、〔その内なる思考から〕外なる思考があります。
幼児期から若者の時期まで、人間は知ろうとする情愛からの思考の外なるものの中にいます、その時、その情愛はその内なるものをつくります。さらにまた何らかの欲望とそこからの性向が、両親からのいのちの愛から蒸散しています。
しかし、その後、生きるかぎり、彼のいのちの愛が生じ、その情愛とそこからの知覚が彼の思考の内なるものをつくります、いのちの愛から媒介する愛が生じ、その快さとそこからの記憶からの知識の刺激が、彼の思考の外なるものをつくります。