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聖書について56

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56 みことばの霊的な意味によって、本物の真理の教えを得ることができると信じることができ、その意味は対応の知識を通して与えられます。しかし、教えはその意味によって得られず、単に説明され、強くされるだけです。なぜなら(前の26番に言われたように)、前もって教えから本物の真理の中にいないなら、対応によって、だれも、みことばの霊的な意味の中にやって来ないからです――前もって本物の真理の中にいないなら、人間は、対応から知られたいくつかのものによって、みことばを虚偽化することができ、獲得した原理から心にこびりついているものを、その対応から知られたものを結合させ、説明します。
さらに、霊的な意味は、主だけからでないならある者に与えられず、主により天界が守られているように、守られています。なぜなら、天界はその意味の中にあるからです。
そこで、人間は、みことばを文字どおりの意味に専念するほうがまさります。教えは、その意味だけから与えられます。