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天界と地獄 72

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72  前章で示され、そこに見られるように、それぞれの社会が一緒に一つとして見られるとき人間の似姿であることは、全天界がその似姿を持っているからです。天界の形のように最も完全な形をしたものは、部分が全体と類似し、また小さいものが最大のものと類似しています。天界の小さいものと部分は社会であり、それらから天界が構成され、それらはまた小さい形での天界であることは前に見られます(51-58番)。
このような類似は、天界の中のすべての善が一つの愛から、このように一つの起源から存在するので、永続します。そこのすべての善が存在する起源である一つの愛とは、主への愛であり、それは主からのものです。
ここから、全天界は全般的にその方に類似し、それぞれの社会はそれほど全般的にではなく、また、それぞれの天使は特定的にその方に類似しています。
このこともまた前に見られ(58番)、そこにこれらの事柄について言われています。