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天界と地獄166

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166   時間から存在するようになるすべてものも同様です――それらは、春・夏・秋・冬と呼ばれる一年の四つの期間、朝・昼・夕・夜と呼ばれる一日の四つの期間、幼児期・青年期・壮年期・老人期と呼ばれる人間の四つの時期、その他、時間から存在するようになるかまたは時間にしたがって続くものです――人間は、それらについて考えるとき、時間から考えます。けれども、天使は状態から考えます。それゆえ、人間のもとに時間から存在するそれらのものは、天使のもとでは状態の観念に変わります。春と朝は、天使のもとで、第一の状態の中にあるような愛と知恵の状態の観念に変わり、夏と昼は、第二の状態の中にあるような愛と知恵の観念に、秋と夕は、第三の中にあるような状態に、冬と夜は、地獄の中にあるような状態の観念に変わります――ここから、それらの時間によって、みことばの中で同様のものが意味されています(前の155番参照)。
ここから、人間の思考の中にある自然的なものが、人間のもとにいる天使たちのもとでどのように霊的なものになるか明らかです。