カテゴリー

結婚愛 195

194◀︎目次▶︎196

195 (10) その形成は妻により、夫の内なる意志と自分の意志の結合によって行なわれる
男のもとに理性的な知恵と道徳的な知恵があり、妻は自分自身をそれらに男のもとの道徳的な知恵に結合させることが前に見られます(163–165番)。
理性的な知恵のものであるそれらが男の理解力をつくり、道徳的な知恵のものであるそれらが彼の意志をつくります。男の意志をつくるこれらに、妻は自分自身を結合させます。
自分自身を結合させることが言われても、あるいは自分の意志を男の意志に結合させることが言われても、同じことです、妻は意志のものに生まれていて、ここから、行なうものを意志から行なうからです。
男の内なる意志について言われるのは、男の意志は彼の理解力の中に座を持ち、そして男の知性が、前に男から女の形成について述べられ(32番、またこれから多くのところに)、それらにしたがって、女の最内部のものであるからです。
そしてまた、男たちに外なる意志があります、しかしこれら〔外なる意志〕はしばしば見せかけと偽装を連れてきています。このことを妻は認めています、しかし、この意志に自分自身を、偽って、あるいはうわべだけでないなら、結合させません。