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結婚愛 325

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325 (8) やもめの状態は男やもめの状態よりも重苦しい
外なる原因と内なる原因があります。
外なる原因はだれの光の中にもあります。例えば、

(ⅰ) やもめは、自分自身にまた自分の家に生活必需品を備えることが、取得物を整えることも、男(夫)のように、また男(夫)によってまた男(夫)とともに以前のように、できない。
(ⅱ) 自分自身をまた自分の家を、〔して当然であるか〕のように守ることができない。というのは、男(夫)は、妻がいた時、保護し、腕のように彼女を守るものであった、また彼女自身がそうしたものであった時でも自分の男(夫)をあてにしたからである。
(ⅲ) 自分自身からではこのようなものの中で、内的な知恵のものまた思慮分別のものである助言に欠けていた。
(ⅳ) やもめは、女としての愛を受け入れていない、そのように、生来のものから、また結婚によってとられたものからとは異なる状態の中にいる。

[2]自然的なものであるこれらの外なる原因は、世のまた身体の他のすべてのもののように、さらにまた霊的なものである内なるものから起源を得ています(それらについて前の220番)。
それらの自然的な外なる原因は、善と真理の結婚から発出する霊的な内なる原因から〔起源を得ており〕、特に次のことから知覚されます――善は何らかのものを真理によってでないなら備えることができず、整えることもできないことです。善はそれ自体を真理によってでないなら守ることもできません、それゆえ、真理は善を保護するもの、腕のようなものです。真理のない善は助言に欠けています、真理によってそれに助言・知恵・思慮分別があるからです。
[3]さて、男は創造から真理であり、妻は創造からその善であるので、すなわち、同じことですが、男は創造から理解力であり、妻は創造からその愛であるので、女のやもめの状態を重苦しくする外なる原因すなわち自然的な原因が、内なる原因すなわち霊的な原因から起源を得ていることが明らかです。
これらの霊的な原因が、自然的な原因に結合されていることは、みことばの多くの箇所で、やもめについて言われているものによって意味されています(『啓示された黙示録』(764番)参照)。