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結婚愛 386

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386 (1)全世界を創造された状態に保つために、主から二つの普遍的なスフェアが発出している。それらの一つは産むスフェアであり、そしてもう一つは産んだものを守るスフェアである
性はスフェアと呼ばれ、その方から出て、その方を囲み、霊的なものと自然的なものの両方の世界を満たし、そして主が創造の中で予定し、その後、備えた目的の結果を生み出すからです。
主体から流れ出て、それを囲み、まわりに群がるすべてのものは、スフェアと名づけられます――例えば、太陽からそのまわりの光と熱のスフェア、人間からそのまわりのいのちのスフェア、灌木からそのまわりの香りのスフェア、磁石からそのまわりの引きつけることのスフェア、等々です。
[2]しかし、ここに扱われる普遍的なスフェアは、主からその方のまわりのもの、そして、霊界の太陽から発出し、その真ん中にその方がいるものです。
主からその太陽を通して熱と光のスフェアが、すなわち、同じものですが、愛と知恵のスフェアが、役立ちである目的を生み出すために発出します。しかし、それらのスフェアは、役立ちにしたがって、いろいろな名前で区別されています。
全世界の維持に備えて、継続する生殖によって、創造された状態に保つ神的スフェアは産む(発生させる)スフェアと呼ばれます。また、生殖の維持を始まりの中に、またその後、その進行の中に備える神的スフェアは、産んだものを保護するスフェアと呼ばれます――これらの二つのもののほかに、他の多くの神的なスフェアがあり、それらは役立ちにしたがって、そのように異なって、名づけられています(前の222番参照)。
それらのスフェアを通して役立ちを働くことが神的摂理です。