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神の摂理 58

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58 神的な摂理がそれ自体から無限なものと永遠なものに、特に人類の救いの中に目を向けることは、前の27-45番に示されているように、神的な摂理の目的が人類からの天界であるからです。それが目的であるので、人間の改心と再生が、このようにその救いがありますが、神的な摂理は特にそのことに目を向けることがいえます、なぜなら、救われた者または再生された者から天界は存在するようになるからです。
人間を再生させることは、彼のもとで善と真理を、すなわち、愛と知恵を、主から発出する神性の中に結合しているように、結合させることであるので、それゆえ、神的な摂理は、このことを特に人類の救いの中に眺めます。「無限なる者」そして「永遠なる者」の映像は、人間のもとの善と真理の結婚の中以外の他のところにありません。
発出する神性がこれ〔結婚〕を人類の中で行なうことは、聖霊と呼ばれる発出する神性に満たされて預言した者たちから、また照らされて天界の光の中に神的な真理を見る者たちから、よく知られており、それらのことについては、みことばの中にあります。流入と結合の現存を感覚で知覚している天使の中では特にそうです。しかし、この天使はその結合が接合と呼ばれることのできる以外の他のものではないことも認めています。